気が向く時しか気が向かない

気まぐれなオタクが二次元や三次元の話をします。

映画『たたら侍』を観てほしいけど観てほしくない理由

dTVの見放題作品に映画『たたら侍』が追加されていた。
たたら侍』は私の推し・小林直己(以下、直己)の映画デビュー作であり、私が初めて直己を生で見ることが出来たのが同作の公開初日舞台挨拶なので、私にとって思い入れのある作品だ。

dTVで観られるということで登録している人には是非この機会に観てほしい、と言いたいところなのだが、観てほしいとは言いづらい理由がある。


たたら侍』は2017年5月20日に公開された。

tatara-samurai.jp


しかし公開から2週間と少し経ったところで、ある発表がなされた。

映画「たたら侍」の出演者に関する一連の報道を受けまして、「たたら侍」製作委員会において協議を行いました結果、やむを得ず、最短で6月9日をもって上映を終了することとなりました。

今後も皆様に映画「たたら侍」をお届けできる環境を整えるべく、引き続き検討してまいります。

映画『たたら侍』上映につきまして | たたら侍


「出演者に関する一連の報道」とは、以下のニュースのことだ。

m.huffingtonpost.jp


いやいやいやいや。
何してくれてんだ、と。

舞台挨拶があったこともあり私は公開初日に3回上映を観ていたし、実はそれ以前にも、1つくらい当たればいいなと試写会に応募しまくった結果当たりまくって試写会だけで3回も観ていた。
それだけ観ていればもう十分な気はするが、初日の舞台挨拶付上映の鑑賞には前売り券が使えなかった為、私の手元にはまだ使っていない前売り券があった。
(主要キャストの青柳翔、AKIRA小林直己の3種の前売り券があったので迷わず推しのものを買っていた)
どうしたもんかなと思っていると、先に載せた公式サイトのニュースの「今後も皆様に映画「たたら侍」をお届けできる環境を整えるべく」についての続報が来た。

先日6月9日をもちまして映画「たたら侍」の上映を終了することとなった旨、皆様にご報告いたしましたが、ただいま映画の世界観を損なわないように再編集を行い上映再開できるようスタッフ一丸となり鋭意努力しております。

上映再開の目途が立ちましたら改めて告知させて頂きます。

映画「たたら侍」に関しまして | たたら侍


ただ上映終了とならず、再編集したものとは言え上映が再開出来るなら良いことだ。
だなんて、綺麗事を言える心境ではなかった。

twitter.com


たたら侍』には私の推し・直己と問題のキャストががっつり絡むシーンがあった。
しかもそれは、私がこの映画で1番好きだと言っても過言ではないシーンだった。
そのシーンでは直己のすぐ横に問題のキャストが並んで座り会話をしている。
作品の再編集が行われるにあたりどう考えても手が加えられるシーンであることは馬鹿な私にもわかった。
その為、再編集前の上映が終了するまでに今一度オリジナル版の上映を観に行きたいと思っていたが、スケジュールの都合がつかずそれは叶わないまま
6月9日の上映終了を迎えた。

先日お伝えしておりました映画「たたら侍」の上映再開につきまして、最短で6月17日(土)より、一部の劇場にて上映再開が決定されたことをご報告致します。

映画「たたら侍」上映再開のお知らせ | たたら侍


前売り券も使わなくてはならないし、どのように再編集されたのかも確認しに行かなくてはいけない。
上映再開初日、私は劇場に赴いた。

twitter.com

twitter.com


わかってはいたけど、お気に入りのシーンにガッツリ修正が入っていた。わかってはいたけど。


しかし私のお気に入り云々ということを差し引いても、問題のキャストは主要キャストというほどではない割に、物語において重要と思われる台詞がちょくちょくある役だった。
私の推しとの絡みとは関係なしに、この作品にとって重要だったのではないかと思う台詞がいくつか削除されていた。

ここから書くのは再編集により削られた要素の補完なので、少々ネタバレにはなるかもしれないが初めて観る『たたら侍』が再編集版だという人にはむしろ先に読んでおいてもらってもいいかもしれない。(観た後で読んでもらうのでももちろん良いのだが)

その前に以下に一応あらすじを載せるが、読み飛ばしても問題はない。

戦国末期、1000年錆びない鉄を作る幻の村があると噂されていた。出雲の山奥にあるその「たたら村」では、古来より門外不出の高度な鉄作り“たたら吹き”によって出鐵鋼(いづものはがね)と呼ばれる貴重な鋼が作られていた。天下無双の名刀を作り出すその鋼を求め、刀匠ばかりでなく諸国の大名に取り入る商人たちも躍起になっていた。“たたら吹き”を取り仕切る村下(むらげ)の息子、伍介は、一子相伝の技を受け継ぐ宿命だったが、幼い頃に鋼を狙った山賊に村が襲われて以来、強くなって村を守りたいと思うようになっていった。諸国の大名が鉄砲の数を競う中、村に鋼を求めて訪れた商人の惣兵衛から、農民でも侍になれる時代がきたことを知らされた伍介は、「村を出て侍になりたい」と村の掟に背いて旅に出る。しかし、そこには厳しい現実だけが待っていた。

たたら侍 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画


再編集の対象となった問題のキャストが出てくるシーンで、物語上特に大事だったと私が考えるのは以下の3箇所だ。

①0:07:29頃

たたら村の鍛冶大工・源蔵が熱した鋼を取り出して、源蔵の息子がそれを叩くというシーン。
鋼を叩く音だけがカンカンと響くそのシーンに一切台詞がないのは、その息子が問題のキャストだからだ。
本来ならその場面に、以下のような台詞があった。
息子「すげえんだよ平次郎さん。伍介たちも剣術の腕上がってんだ」
源蔵「勘違いすんな。わしらは侍じゃねえ」
この源蔵の台詞、物語においてとても重要だと思うのだが、問題のキャストとの二人だけの会話でこの台詞を残すことはどうしても無理だったのだろう。
また、このシーンのすぐ後には、たたら村の村長の長男である平次郎が、主人公の伍介やその幼馴染の新平(私の推し)に武芸の稽古をつけているシーンが来る。
源蔵の台詞がうまく効いたシーンの繋ぎ方になっていたと思うのだが、それがなくなってしまった。

②0:27:38頃

伍介、新平が問題のキャストと共に水浴びをしているシーン。
「農民が!?」
新平「戦で手柄を立ててお侍に引き立てられたって話だ」
「へー」
新平「織田信長という殿様はどんな奴でも身分に関係なく家来にするらしい」
「へー」
新平「織田の殿様が天下を取るんじゃないかと評判らしい」
再編集版の台詞は以上の通りだが、新平と問題のキャストのやり取りであるがために、その二人は映さずにそれを聞いている伍介がアップで映されたままそのシーンは終わる。
確かにそのやりとりを聞いている伍介の反応というのも大事なのだが、不自然な程に話し手が映されない。
そしてこの場面に本来は以下のような台詞があった。
「俺も侍になれるのか!?」
新平「クマ、そりゃ無理だ」
(※クマ:問題のキャストの役のあだ名)
もちろんこのやり取りがなくても「身分に関係なく侍になれる」という話題は出ており、伍介に心境の変化を与えていることもわかるのだが、今後伍介寄りの立場で動く鍛冶大工の息子のこの台詞が削られたのは惜しいなと思う。
(そして本来ならこの会話中に褌一丁の推しが水浴び場の手前に出てきて腰掛けているところがバッチリ抜かれるこのシーンこそ私の1番のお気に入りシーンだったのだが、隣に問題のキャストが映っているためにガッツリ削られた為に、私は問題のキャストを一生許すことが出来ない)

③01:09:34

伍介が侍になる手助けをした与平の手下たちが、たたら村で勝手に鉄砲作りに取り掛かるシーン。
それを見た鍛冶大工の源蔵が「何やってるんだ」「お前ら……何を勝手なことを」と咎める。
しかし元々の台詞は「クマ、何やってるんだ」であり、よそ者と一緒に鉄砲を作っている息子に向けたものだった。
さらに源蔵の「勝手なことを」の後には「父ちゃん!俺がやらなきゃ誰がやるんだよ!」との息子の反論があったが、もちろん問題のキャストの台詞であるが為にカットされた。
鉄砲で村を守ろうとする伍介のやり方に懐疑的な村人がいる中で、伍介の方針に賛成の鍛冶大工の息子という対比、伍介寄りの立場の者が少なからずいる為に進んでしまう事態を描く重要なシーンであったと思うが、何ともふわっとしたシーンになってしまった。


以上が、ストーリー上重要であった台詞が再編集によって削られてしまったと考える主なシーンだ。
他にも細かい編集は多々あったが、大きく台詞に影響したのはこのあたりだと思う。


正直なところを言えば、この作品は再編集云々がなくても、そこまで評価の高い作品ではなかった様子だ。
海外において数々の賞を受賞こそしているらしいが、公開後のレビューサイトの評価はあまり芳しくない。

この映画はざっくり言ってしまうと侍に憧れた伍介が周りの人にめちゃくちゃ迷惑をかけまくる話で、この伍介が人に迷惑かけまくるところが見ていられない、というような意見も聞いたことがある。
私の場合は、仮に伍介が侍になりたいとあーだこーだしなかったとしたら何の事件も起こらないただの村下の息子ドキュメンタリー映画になってしまうので、伍介が皆に迷惑をかけまくったからこそストーリー映画になり得たとメタ的に思っている。
しかしエンタメ色の強い作品ではないし、推しが出演していなかったとしたら自分も観に行っていなかった可能性は高い。

そうは言っても、評判があまり良くなく興行収入が伸びないなら伸びないなりに、ちゃんと数字を出させてあげたかったと思う。
キャストの不祥事による上映終了がなければ……などといった言い訳付きの中途半端な数字などではなく、再編集版ではないオリジナル版の上映を貫いての数字を出させてあげたかった。
コケた作品だの何だの言われようとだ。


こんな経緯を辿った作品だった為に円盤発売の方はどうなるかと思っていたので、DVD&Blu-ray発売の知らせを聞いたときは本当に嬉しくほっとした。
だがしかし、その円盤に収録されるのはどうせ再編集版なんでしょう?という落胆もあった。
いやでももしかしたら、もしかしたら円盤にはオリジナル版を収録という可能性もあるのでは、と発売まで希望は捨てなかった。
注文していたDVDが発売日に届いた時には真っ先に1番のお気に入りのシーンを確認したが、やはり再編集されたバージョンであった。
今回dTVで配信が始まった時にも、念の為確認したが、やはり円盤と同じ再編集版だった。
褌一丁で腰掛ける推しの名シーンはお蔵入りとなったのだ。

問題のキャストにはどうせなら円盤発売までその罪を隠し通してほしかった、あるいはもっと早い段階で罪が露呈して映画の完成前にキャストを降ろされていてほしかった。
公開開始から間もないあまりにも過ぎるタイミング。
作品には何の罪もないのに。

自分一人が手がけているわけではない作品に携わる全ての俳優に言いたい。
何らかの作品に携わった以上自分の不祥事で作品に迷惑をかけるようなことはするな、その覚悟がないな俳優なんてするな、いやまじで。


脚本が面白くないと言われようと、私にとっては推しの映画デビュー作だし、推しの殺陣もよかったし、大事な作品ではあるのだ。
再編集によってオリジナル版から格段に面白さが落ちたかと言うと、そんなことはないのだが、面白くないと評されるにしてもオリジナル版を観てほしかった気持ちがある。

これは作品本来の姿ではないので、観てほしくない。
私が観てほしい『たたら侍』はこれじゃない。
それ故に私は『たたら侍』を観てほしいけど観てほしくないのだ。

島根の大自然の緑だとか、たたら吹きの高温になって流れ出す鉄の赤だとか、映像の美しさは確かなので、推しの出演をきっかけに観られてよかった作品では確かにある。
しかし『たたら侍』の話をする時どうしても問題のキャストの件を切り離しては語れないのでとても複雑な気持ちになる。
名前を出すのも嫌なのでこの記事でもニュースの引用こそしたが彼の名前は一度も打っていないし、彼のことだけは本当に一生許せないと思う。


さて、『たたら侍』を観てほしいけど観てほしくないという話をしたが、それでも唯一、是非『たたら侍』を観てほしいと思っている層がある。
それは『HiGH&LOW』(略称:ハイロー)のファンだ。

たたら侍』で主要キャストを勤める青柳翔、AKIRA小林直己の名前を聞けば、ハイローファンならハイローで彼らが演じた九十九、琥珀、源治の名を連想するのは容易いと思う。
たたら侍』で青柳翔演じる伍介と、AKIRA演じる真之介は、実はハイローの九十九と琥珀の前世ーーだなんて公式設定は一切ないのだが、そう思って観るとハイローファンにはきっと面白い。

たたら侍』の公開は源治が初登場する『HiGH&LOW THE MOVIE2』の公開より前なので、まだ琥珀・九十九と源治の関係性が明らかになっていない『たたら侍』上映時は、「実質MUGEN」「MUGENの前世」みたいなことを言われていたが、源治登場後に『たたら侍』を観ると彼との関係性もまた面白い。
前世であんなことがあったらそりゃ九十九も琥珀にどこまでも着いていくよな、と思うし、前世であんなことがあったらそりゃ源治も九十九に対してあんな態度を取るよな、と思う。
全く関係ない、実際はそんな設定ではないのだが、そう思って観るとちょっと楽しい。

ちなみに『たたら侍』にはハイローで九世会長を演じた津川雅彦、植野会長を演じた笹野高史、劉を演じた早乙女太一、西郷を演じた豊原功補、などの面々も登場している。
なんかもうやっぱり実質ハイローだし、九龍グループ率が高い。

そんなハイローと絡めて観るという邪道な見方を勧めるのもどうかと思うのだが、先に述べたように正面切っては勧めにくい理由があるので、せめてハイローファンにだけでも前世ネタとしてでもいいから観てもらえたらと思う。

たたら侍 DVD(通常版)


最後になったが、『たたら侍』の再編集版を観てきた時にふせったーを利用して長々と編集箇所をツイートしていたので、それを転載しておく。
先に挙げた3つのシーンについても、ここから抜粋した形だ。

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ペネロペカフェに行ってきたのでペネロペ愛を語る

マロニエゲート銀座1で期間限定開催されている「ペネロペカフェ」に行ってきた。

www.marronniergate.com


このカフェのオープンの知らせを聞いた時私は本当に嬉しく、絶対に行こうと思った。
うっかりペネロペ」のペネロペは私が大大大大大好きなキャラクターだからだ。


世間のペネロペに対する認知度がどの程度なのかいまいちわからないのだが、同じ作者によるキャラクターに「リサとガスパール」がいる。

twitter.com

私の場合は「リサとガスパール」の方を先に知っていたので、ペネロペを知った時に「リサとガスパールの人が描いているのか!」となった。


ペネロペのフランス語絵本(『Penelope tete en l'air』)が出版されたのが2003年、日本語翻訳絵本が出版されたのが2004年ということで、今年誕生15周年を迎えたペネロペ。

twitter.com

penelope.tv


私とペネロペとの出会いは私が中学生か高校生の頃。*1
ペネロペの絵本の新聞広告を目にしたことがきっかけだった。

初めて見た時、私はペネロペが何の生物かわからなかった。
大きな鼻にコアラっぽい印象は受けたが、コアラにしては真っ青な体。
何だかよくわからないけどかわいい、そして何の生物なのかが気になる、というのが第一印象だったと思う。

そして検索してペネロペが「3歳のコアラの女の子」だという情報を得る。
やっぱりコアラだった!しかも女の子!
得体の知れないかわいい生物が、私の中でかわいいコアラの女の子となり、余計にかわいく見えてきた。
家のパソコンのデスクトップの壁紙をペネロペの画像にしてみたりもした。

そもそもペネロペが誕生した時点で絵本を読むような年齢ではなかったので絵本を持ってはいないのだが、図書館で借りてきたことはある。
幼少期をペネロペの絵本を読んで育ったわけではないが、大好きな気持ちはそこらの子供たちには負けないと思っている。(何を張り合っているのか)
日本語翻訳絵本が出てから14年、アニメ開始からは12年経っていて、当時から絵本をアニメを観ていた子たちも年頃となっているはずだ。
もうペネロペなんて子供のときに観ていたものは観ないだとか、まだ好きだけどこの年で好きだと言うのは恥ずかしいとか言う子もいるかもしれない。
しかし私は、その年頃からペネロペにハマったので、何ら恥ずかしいことはない。
以前勤めていた会社で仕事が辛かった時には、自分への癒やしの為にペネロペのぬいぐるみを購入した。
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今も元気に部屋にいる私のペネロペ。めちゃくちゃかわいい。

幼少期からペネロペに触れてきたというのもステータスだが、そこそこの歳になってからペネロペに出会ってハマった奴のペネロペ愛も舐めないでほしい。(だから何を張り合っているのか)


そんなわけで、昨日の仕事帰りに大人一人で恥ずかしげもなくペネロペカフェに行ってきた。

マロニエゲート銀座1に着くと、カフェに辿り着くまでにペネロペ要素が満載でそれだけで既に癒やされた。

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マロニエゲート銀座1の入り口にある逆さツリー。花で出来たペネロペもかわいい。

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中に入ったところにもツリー。ツリーについているぬいぐるみ、私の家にいるのと同じサイズだと思われる。

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カフェに辿り着く前からかわいさが溢れている。かわいい。


カフェが4階にあるのに5階直通のエレベーターに乗ってしまううっかりをやらかしたが、1フロア分エスカレーターで下りて無事カフェに到着。
金曜夜なので混んでいるかもしれない……と思ったけれどそんなことはなかった。
金曜夜に混むのは飲み屋か、そうか。
お好きな席へどうぞと言われ、壁際の2人がけテーブルへ。

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各席にペネロペがいる。とてもかわいい。

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お客さんの出入りはちらほらあったが満席になることはなく空いていた。


カフェの期間は3月いっぱいまでだが、クリスマスまでの限定のメニューがある為それまでに来たいと思って予定を入れた昨日。
お目当てのクリスマスのプレートとデザート・ドリンクを注文して、一人でも臆せずに店内の撮影を楽しむ。

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撮影用の巨大ペネロペ。

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壁の装飾もかわいい。絵本のイラストが額に入っている。


そして運ばれて来た料理。
とてもかわいい。

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クリスマスまでの期間限定プレート。右手前のココット皿の中身はハンバーグ。

料理の撮影を楽しみ、紙のランチョンマットを汚してしまう前に丸めておこうとくるくるしていたら、店のお姉さんが「お持ち帰りですか?」とレジから輪ゴムを持ってきてくれた。
手帳にいつもマスキングテープ素材のシールを忍ばせているのでそれで留めれば良いと思っていたが、素早く輪ゴムを持ってきて頂いたのでお言葉に甘えた。
なんと優しい世界。

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無事に持ち帰ることができた。ありがとうございます。


筒にしたランチョンマットをカバンにしまっていると、さらに同じお姉さんが「ご一緒に撮影して頂いて大丈夫ですので、よろしければどうぞー」と、巨大ペネロペのところにあった双子のタータ・フィーフィのぬいぐるみを席まで持ってきてくれた。
なんと優しい世界。

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双子ちゃんも加えて撮影。かわいさ増し増し。

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かわいくて食べられない(食べないとは言っていない)。美味しく頂きました。


プレートを食べ終え、食後にと頼んでおいたケーキとドリンクが運ばれて来た。

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こちらのケーキもクリスマスまでの期間限定。かわいい。

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ペネロペのシュガーとコースターはミルクティーについてくるもの。ケーキセットのドリンクを、+400円でこのミルクティーに替えてもらえる。


プレートもケーキもとても美味しく頂いた。
最初運ばれて来たプレートを見た時は、そんなに量が多くないように見えたし主食が米でなくパンだし、夕飯として足りるかな?と思っていたが、ケーキも食べてミルクティーをゆっくり飲んでいる頃には十分にお腹いっぱいだった。

今日食べていないメニューにもかわいいものがたくさんあるので、絶対にまた来たいと思う。
カフェのクリスマスメニューだけでなく、マロニエゲート銀座1のツリーの展示もクリスマスまでとのことなので、期間中に行けて本当によかった。

ありがとう、ペネロペカフェ。
必ずまたお邪魔します。
ペネロペ、大好きだよ。

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*1:ペネロペを知ったばかりの頃にペネロペについて検索した時、アニメの情報が出てきた気がするのだが、アニメの放送開始は2006年。自分とペネロペの出会いは中学生の頃のように記憶していたが、アニメ放送開始以降に出会ったのだとすると中学生ではなく高校生ということになる。(年齢がだいたいバレるが別に気にしない)

FNS歌謡祭で推しが優勝した理由が翌朝になってわかった

昨日生放送された「2018FNS歌謡祭 第1夜」の放送中から放送後にかけて、私の推し・小林直己(以下、直己)が優勝したとのツイートがTwitter上で散見された。
何を言っているんだと思われるだろうが、試しに「直己 優勝」で検索してみてほしい。
「直己さんが優勝でした」「優勝は直己」「ラバアゲは直己の優勝」といったツイートが見られると思う。


昨日の「2018FNS歌謡祭 第1夜」には、直己がパフォーマーとして所属するEXILE三代目 J Soul Brothersの両方のグループが出演していた。
グループを掛け持ちしていることによる衣装替えもあり生放送中も忙しくしていたであろうことが想像出来るが、この日の直己は衣装のみならず途中で髪型も変更した。
事が起こったのはEXILEの2度目の出番の時。
先のEXILEの出番と三代目の出番ではオールバックにセットしていた髪を、前髪を下ろしたヘアスタイルに変えてきたのだ。

どうやらその前髪を下ろしてパフォーマンスをする直己が、他に本命のいる直己推しでないLDHEXILEの事務所)ファンたちの心をがっしり掴んでしまったらしい。


私が異変に気づいたのは、LDH関係のツイートをよくリツイートしてくれるフォロワーさんのリツイートで「『Lovers Again』(EXILEが2度目の出番で披露した曲)の直己がやばい」といった旨のツイートがいくつか流れてきたことがきっかけだった。

直己推しというわけではない人が、なぜだかめちゃくちゃ直己を褒めてくれている。
私には最初、その理由がわからなかった。

理由がわからなかったというのは、『Lovers Again』の直己、言うほどそんなによかったか?というような意味では断じてない。
むしろめちゃくちゃよかった。
ラバアゲ直己、本当に本当に最高だった。

だがしかし私にとっては、今回のラバアゲ直己に限らず、いついかなる時も直己は最高of最高なのだ。
いつも最高だけど今日の直己も最高!は〜〜〜〜推す!というテンションなわけだ。

正確には、今日の直己に落ちる理由がわからないのではなく、今日の直己には落ちるのに普段の直己に落ちない理由がわからなかったのだ。

確かに今夜の直己は100点満点中5億点あげていいくらいに最高だ。
しかし今夜に限らず、普段の直己も100点満点中5億点あげていい。
同じ5億点なのに、他に本命がいる人がこんなにも今日の5億点直己を褒めてくれるのはなぜなのか。
今日の5億点直己をこんなに褒めているのに、いつもの5億点直己にはなびかないのはなぜなのか。
EXILEに他の推しがいる人はその推しだって出ているはずなのに、なぜ今日の直己をそんなに褒めてくれるのか。
普段直己になびかない人が今日もそこまで大騒ぎはせず各自の推しを褒めていたならわかるが、なぜ今日は直己を。
そして今日の直己をそんなに褒めているのに、いつもは直己推しでないという。
一体、何故。

直己に対する最高メーターが振り切れに振り切れ過ぎていて、常に5億点をつけている私には真面目にその理由がわからなかった。
批判とかでは全くなく、純粋にわからなかった。

しかしTwitterには「直己が優勝」とのツイートが溢れていた。
他に本命の推しがいる人たちが、ラバアゲ直己を褒めて、「一番よかった」「今日のMVPだった」「最もかっこよかった」などの意味を込めて「優勝」と言ってくれているらしかった。
推しのことを褒められるのはとても嬉しかったが、なぜこんなにも今日の直己を褒めてくれる人が直己推しでないのか、なぜ直己推しでない人がこんなにも今日の直己を褒めてくれるのか、わからないまま昨晩私は眠りについた。
昨日の直己も今日の直己も明日の直己も5兆点!常勝無敗、殿堂入り!と思っている私にはその謎が解けなかったが、それが気になって眠れないなどということはなく普通に寝た。


翌朝、昨日は直己を褒めるツイートをたくさん見られて嬉しかったな、と思いながら、その余韻に浸りたくTwitterで「直己」と検索しようとした。
すると、検索窓の入力サジェストに、以下のような候補が出た。


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「直己 髪型」

待てよ、まさか……そういうことなのか……。
導かれるようにサジェストされた文字をタップし、「直己 髪型」の検索結果を繰っていく。
脳裏に閃き。繋がり出すピース。解けそうな謎。

やはり、髪型なのか。
皆があんなに直己が優勝だと讃えていた理由は。

昨日のラバアゲの前髪を下ろした直己。
確かにめちゃくちゃかっこよかった。
しかし私は、直己にハマったのは直己のオールバックが完璧過ぎたことがきっかけというほどの無類のオールバック好きだ。

mmr-ns.hatenablog.com

直己にめちゃくちゃハマった今でこそ、オールバックでない直己もめちゃくちゃ好きだし、オールバック好きだからこそオールバックの人がたまに下ろす髪というのはたまらんと思っている。
その根本には大前提として、オールバック is 最高というのがある。

しかし世間の女性の多くは、もしかしたら私が思っているほどオールバックが好きではないのではないだろうか。
嫌いというほどではないにしても、オールバックであることがプラスになるとか、特別魅力的だと思うことがないのではないのだろうか。
私のようにオールバックは最高という基盤の上に立っている人以外には、直己がオールバックであることは別に加点要素でもなんでもないのかもしれない。

もちろん推しを決める要因は髪型に限るわけではないので、別に直己がオールバックだから推していないとかではなく、自分の推しを推している確固たる理由が各々あるのだとは思うが、他のメンバー推しの面々が昨日の直己に落ちに落ちていたのは、髪型が大きな理由のようだった。

「今日のラバアゲの直己の髪型最高!」といった旨のツイートは、確かに昨日も目にしていた。
目にはしていたが、私はそれを「(いつものオールバック直己も最高だけど、それと同じくらい)今日のラバアゲの直己の髪型最高!」といった意味で読んでいた。
「(普段のオールバックには別に惹かれないけど)今日のラバアゲの直己の髪型最高!」という可能性があることなど、全く考えていなかった。

私がオールバック教を信仰しているように、前髪教の信者だっていて当然だ。
私の方も、直己以外のメンバーが珍しくオールバックにしていたら、○○オールバックじゃんいいじゃん今日最高じゃん!!!!と言ってしまう可能性は大いにある。
その人のファンからしたら今日に限らず昨日も今日も明日も最高であるはずなのに、きっと言ってしまう。
そうか、そういうことだったのか。
謎は全て解けた。おそらく。


しかし私が直己を気にして「直己 優勝」などと検索したりしていたからその旨のツイートが見つかっただけで、皆各々自分の推しが優勝だと主張していて私がそれを見ていないだけなのでは?とも思った。
なので、「AKIRA 優勝」「啓司 優勝」「ケンチ 優勝」「隆二 優勝」……など、昨晩のFNSについてEXILEと三代目の他のメンバーを優勝と言っているツイートはないか片っ端から検索してみた。(会社の昼休みに)
結果、他のメンバーを褒めて優勝と言っているツイートも実際あった。
しかし、直己が優勝とのツイートの数がやはり圧倒的に多かった。
呼び名やその表記にブレがあるメンバーは検索がしにくく、直己の場合は主にファンから「直己」か「直己さん」と呼ばれているので「直己 優勝」で洩れなく拾えるというのはあったが、それにしても見るからに圧倒的だった。

というわけで、昨日のFNSの優勝は、EXILEと三代目の中では直己だった。*1
と直己推しの私が言うとハイハイいつもの推しを推し過ぎてる発言ねと聞こえてしまうだろうが、本当に多くの人が「直己が優勝」とツイートしてくれていた。


あまりにも盲目だったために逆に理由がすぐにはわからずにすいませんでした。
皆さん、直己に優勝をありがとうございました。
オールバックもめちゃくちゃ好きだけど、前髪直己もすごくいいですよね。


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ちなみに昨日のFNS、

瞬間最高視聴率は午後10時2分に記録した18・3%で、「クリスマス・ウィンターソングメドレー」としてEXILEが「Lovers Again」を歌唱する場面だった。

年末風物詩「FNS歌謡祭」第1夜 昨年上回る平均視聴率14・2% 瞬間最高は18・3%(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

とのこと。
直己が優勝したところがめちゃくちゃ観られていた。
本当にありがとうございました。

*1:「FNS 優勝」でツイート検索してみたら色々な人が色々なアーティストを挙げていたので、あくまで「EXILEと三代目の中で」。

私のお気に入り三代目ソング

1年以上も持っておくような物ではないだろうに、なんとなく捨てられずとっておいたものがある。
小林直己(以下、直己)にハマって三代目 J Soul Brothers(以下、三代目)の曲を片っ端から聴いた時に、好きだな、と思った曲をメモした紙だ。

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せっかくだし全曲iTunesリンクを貼ってしまう。


FIGHTERS

FIGHTERS


直己にハマったはいいものの、三代目なんて今まで全然聴いたことのないアーティストの曲をオタクの自分が聴いて楽しめるのだろうか、と心配していたのたが、杞憂に終わった。
いや、聴ける、これ全然聴けるな……と借りてきたCDを聴いていく中で、これだけ好きな曲を挙げていた。

ただ「片っ端から聴いてみたら、これ聴いたことある〜って曲もいくつかあるかな」と思っていたのだが、それに関しては全然なかった。
驚くほどになかった。
好きな曲として上に挙げているが、当時あれだけ話題になっていた(と私は後で認識する)『R.Y.U.S.E.I.』さえも、聴いた時に「あー!これね!」とはならなかった。(でも好きだと思った)
どこぞの山奥で隠遁生活でも送っていたのかというほど壊滅的に、私は邦楽を知らなかった。


そしてこのメモ、実は2枚目がある。

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先程貼ったのは、初めて三代目の曲を片っ端から聴いた時のメモ。
こちらは、もう一度片っ端から三代目の曲を聴いた時の、2周目のメモだ。

私はこうやって片っ端から曲を聴くような時は、いちいち曲名を見たりせずに延々と連続再生で流していく。
その為、曲名を見て「1周目に好きだなとメモした曲名だな」という情報を入れて聴いてしまうことがなく、耳だけに頼った「好きな曲」を挙げていける。
2周聴いて2周とも好きだなとメモした曲であれば、本当に好きな曲なんだろうと自分の耳を信用して良いはずだ。

結果、2周目のメモのラインナップも1周目とほぼ同じ曲となった。
しかし全く同じとはならず、2周目では以下の4曲が増えた。



逆に1周目で挙げた『On The Road 〜夢の途中〜』は2周目ではメモすることなく聞き流してしまったが、今聴くとやはり好きだなと思う。
(というか、三代目の曲を大きく2つに分けるとしたら「好きな曲」か「めちゃくちゃ好きな曲」になるのではないか説)

私が片っ端か三代目楽曲を聴いてメモしたラインナップは、全体的にアップテンポの曲、ノリの良い曲、強めの感じの曲が多かった。
ゆったりとしたバラードなどが含まれていないところに、好みのわかりやすさを感じる。
曲を好きになる時まずは歌詞よりもメロディで好きになる傾向にあるので、好みが如実に出るなと思った。


これはあくまでハマりたての頃に聴いて好きだなと思って挙げた曲なので、今三代目の好きな曲を聞かれれば、『Best Friend's Girl』『On Your Mark 〜ヒカリのキセキ〜』『リフレイン』『花火』『冬物語』『C.O.S.M.O.S. 〜秋桜〜』『Eeny, meeny, miny, moe!』あたりも挙げたいなと思う。

しかしここに挙げた曲は全てMVのある曲なので、MVの映像の魅力に引っ張られていないか?と自分を疑ってしまう部分もある。
事実、曲を聴くだけでもMVが脳内再生される。
曲が好きなのか、映像が好きなのか、どちらもというのはあるだろうが、はっきりと言い切れない部分がある。
その点、先のメモに挙げた曲は耳だけで聴いていた段階で好きだと思った曲なので、「好きな曲」として挙げて間違いないと思う。


では三代目で一番好きな曲はと言われると、非常に悩むところではあるのだが、暫定で『BURNING UP -三代目 J Soul Brothers version-』と答えることにしている。
テンポがいいし、曲の入りといいサビといい、とにかくアガる。

ところでこの曲、曲名に「-三代目 J Soul Brothers version-」とあるように、三代目でないバージョンの『BURNING UP』もある。

オリジナルバージョンの『BURNING UP』は、EXILE TRIBE名義の第二弾シングルで、三代目 J Soul BrothersとGENERATIONSがコラボレーションした楽曲となっている。


BURNING UP

BURNING UP


そして、三代目とGENERATIONSのコラボ曲の三代目バージョンがあるということは、もちろんGENERATIONSバージョンもある。

また、三代目 J Soul Brothersのアルバム「BLUE
IMPACT」には今市隆二登坂広臣のみ、GENERATIONSのアルバム「GENERATIONS」には数原龍友片寄涼太のみが歌う別バージョンが収録されている。

BURNING UP - Wikipedia


三代目のアルバム『BLUE IMPACT』は私が三代目ソングを片っ端から聴くために借りてきたCDのうちの1つだが、このアルバムにはオリジナルバージョンの『BURNING UP』と『BURNING UP -三代目 J Soul Brothers version-』が入っていた。
他にも色々アルバムを借りていて延々と再生する中で同じ曲が出てくることもあったのではじめは気づかなかったのだが、『BURNING UP』についてバージョン違いがあるということに気がついた時、「私がこのメモに挙げた『BURNING UP』はどれだ」となった。
この時借りてきた中にはGENERATIONSバージョンはなかったが、三代目のシングルのひとつにもまた別バージョンの『BURNING UP』が入っていた為、「どっちだ」ではなく「どれだ」となった。



そして自分の一番好きな『BURNING UP』を突き止めるべくバージョン違いの同曲を繰り返し聴き、自分が一番好きなのは『BURNING UP -三代目 J Soul Brothers version-』だという結論に辿り着いた。

ちなみに『BURNING UP』の各バージョンは、歌っている人や曲のアレンジが違うというだけでなく、歌詞も違う。


sp.uta-net.com

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ざっくり説明するなら、三代目バージョンの歌詞とGENERATIONSバージョンの歌詞が交互に出てくるのがオリジナルバージョン、といった感じだ。


EXILE TRIBE名義楽曲の三代目バージョンということで、三代目の曲で一番好きなものとして挙げるのもどうだろうか、完全に三代目オリジナルのものじゃなくてそれって、という気持ちもなくはないのだが、好きなものは好きなので仕方がない。
では『BURNING UP』を抜きにして、三代目オリジナルの曲で一番好きなのは……と考えると、これはまた答えを出すのに時間がかかりそうなので保留にさせてほしい。
別に一番を決める必要もないと思うので答えは出さないでおくかもしれない。
とりあえずこの記事で曲名を出した曲は全て好きだ。


MVがあるのがオリジナルバージョンのみなので、『BURNING UP』オリジナルバージョンのMVを貼ってこの記事を締める。
今日は好きな曲について書いたが、好きなMVについてもいずれ書けたらいいなと思う。

youtu.be

電子書籍の試し読み効果で私が買った作品たち

漫画の単行本を買おうという時に、紙の書籍と電子書籍のどちらを買うか、選択する理由は人それぞれだと思う。
私の場合、昔は紙の書籍一択だったが、最近は紙で買いたいものは紙で、電子で良いものは電子で、と作品によって分けている。

あらゆる問題を想定せず取っ払って答えて良いのなら、紙の書籍と電子書籍のどちらが好きかという問いには紙の書籍と答える。
やはり書籍はページを1ページ1ページ捲っていく感覚が好きだ。
表紙や遊び紙などに使われる紙が作品によって異なったりと装丁にバリエーションが生まれるのも魅力的だ。
あのシーンってどのへんだったっけ、とページをパララララと高速で捲る行為が出来るのも、電子書籍には出来ない紙の書籍の大きなメリットの一つだと思っている。


しかし、紙の書籍はどうしても場所を取る。
収納スペースが有限であることから、最近は電子書籍を購入することも増えた。

場所を取らないことは電子書籍の大きなメリットの一つだが、私がそれと同じくらい大きなメリットだと考えるのは、電子書籍の試し読みの自由さである。


紙の書籍が並ぶ書店でも、試し読み用の単行本(1冊丸々ではなく途中まで読めるように一部にビニールをかけてあったりする)や試し読み専用の小冊子を置いていることがある。
それらは対象の単行本が陳列されている側に紐で繋ぐなどして置いてあることが多い。
中にはレジ横などに「ご自由にお取りください」などと持ち帰れる無料の試し読み小冊子が何冊かおいてある場合もある。
以前書いた記事で触れた試し読み小冊子もそのパターンだ。
mmr-ns.hatenablog.com

しかしそれらの試し読み冊子は、書店にある全ての書籍のものが置いてあるわけではない。
試し読み冊子が用意されているのは、書店にある書籍のうちのほんの一部でしかない。
やはりスペースや手間の問題があり、全ての書籍に試し読みをとはいかないのであろうことは容易に想像出来る。

また、読んでみたい本の試し読み冊子が用意されている場合も、持ち帰り用の無料小冊子でなければ、置いてあるのは1冊だけだと思う。
1冊しかない試し読み冊子を他の人が読んでいる場合には、その人が読み終わるのを待たなくてはいけない。


ところが電子書籍の試し読みには、それらのデメリットがない。
まず電子書籍の場合、サイトにあるほぼ全ての漫画に試し読みページが用意されていると思う。
試し読みのページ数は作品によってまちまちな為、中には中表紙と目次くらいしか試し読みさせずに「続きは本編でお楽しみください」などと表示する名ばかりの試し読みもあり、それはどうかと思う。
しかし多かれ少なかれ、全ての作品の試し読みを置ける環境は整っていると言える。
なぜなら電子書籍は試し読み冊子を置くスペースのことも、書店員が冊子をいちいち配置する手間も考えなくて良いからだ。

そしてその試し読みを、時間場所問わずどこでも読めるというのがまた大きい。
書店の営業時間中に足を運び、他の人が読んでいないタイミングを狙って試し読み冊子を読む、といったことをする必要がない。
自分のスマホさえあれば、家でも電車でも、いつでもどこでも試し読みをすることができる。

これは私が普段利用しているLINEマンガの例だが、数十ページの試し読みと言わず、期間限定で丸ごと1巻、時には3巻までやそれ以上の単行本を無料で読める場合もある。
また、LINEマンガには無料連載というのもあり、LINEオリジナル作品の連載の他、他の雑誌で連載していた・連載している作品を第1話から復刻連載のような形で更新している。(最終話までは更新せず途中で終わることが多い)
それらの期間限定○巻無料だったり無料連載だったりも、広義では試し読みだと言える。


期間限定無料○巻無料や無料連載をきっかけに購入に至る人がどれくらいいるのかはわからない。
しかし販促効果が少なからずあるのは確かだ。
なぜなら、私自身が期間限定○巻無料や無料連載をきっかけに何度も電子書籍を購入しているからだ。

もちろん、無料分を読むだけで購入に至らなかった作品も、購入したものより遥かに多くあるが、その買う買わないを見極める判断材料として期間限定○巻無料や無料連載を使っていいのではないかと考えている。

もちろん無料分だけ読んで全く買わないという人もいるだろう。
しかし本来読むのに金がかかるものを無料で読ませてしまったからといって、それは損失ではないと思う。
無料にしていなければそういう人が金を払ってくれたという可能性は極めて低く、そういう人は無料でなかった場合にはただ読まなかっただけではないだろうか。
そう思うと、試し読みした作品を全く買うことなく無料で読むだけの人に1巻くらい読ませてしまっても、その1巻無料がきっかけで続きの巻を購入する人を掴めたら、無料で読ませる試し読みはやはり意味のあるものだと思う。
世間で配られている無料サンプル等も、受け取った全員が全員客になることなんて想定していないはずで、それと同じ話だ。


さて、期間限定○巻無料や無料連載の販促効果の証明として、私が購入した作品と経緯を以下に載せる。
販促効果があるのか私がちょろいのかについては言及しないでおく。

※リンクが見やすいので便宜上Amazonのリンクを貼るが、私が購入に使っているのはLINEマンガ。


無料連載をきっかけに全巻揃えた作品

DEATH NOTE

無料連載自体はLINEマンガではなく少年ジャンプ+で読んでいたのだった気がする。
1話1話公開に合わせて読んでいくのがじれったくなり、どこかの時点で連載最新話の続きの単行本を購入し、結局その前の分も購入して全巻揃えた。
全巻読んだことのある作品だったが単行本は持っておらず、無料連載で久々に読んでやっぱり面白いと買ってしまったパターン。

午前3時の無法地帯

無料連載を読んでいて、無料連載終了時に続きも読みたいと素直に続きを購入。
無料連載で読んだ分の巻も購入して全巻揃えた。
さらに同シリーズ扱いの続編の『午前3時の危険地帯』、『午前3時の不協和音』も全て揃えた。

期間限定○巻無料をきっかけに全巻揃えた作品

富士山さんは思春期

作品タイトルは知っていて1巻無料になっていた時に読んでみたら面白く、次巻以降も読みたくなった。
一気に全巻というわけではなく、少しずつ買い足していった。
基本的に1話完結エピソードなので、続きが気になる場所で終わった!みたいなことはないのだが、すごく見守りたい二人の話で次巻が読みたくなってしまい、最終巻まで辿り着いた。

ミリオンジョー

ミリオンジョー(1) (モーニングコミックス)

ミリオンジョー(1) (モーニングコミックス)

モーニングで連載していた時に読んでいたから結論も知っていたのに、1巻無料を読んで続きを読みたくなり、全3巻なので一気に全部買ってしまった。
国民的大人気少年漫画の作者が急死したことをその担当編集が隠しながら、秘密を共有している人たちと連載を続けようとする話。オススメ。

ミュージアム

実写化の頃だったか1巻無料だったので読んだが、続きが気になり全3巻購入。
サスペンス的な怖い作品なので先も気になり1巻で止められるはずもなかった。

トモダチゲーム

確か3巻くらいまで無料だった時に読んだはずで、続きの気になる作品だったので当時の最新巻まで順に購入。
現在も連載中なので、新刊が出る都度購入する作品となった。
実写化のだいぶ前から読んでいるが実写は観そびれたので、観てみたい気もする。

無料連載をきっかけに一部の巻を購入している作品

ドンケツ

ドンケツ 1 (ヤングキングコミックス)

ドンケツ 1 (ヤングキングコミックス)

本家連載の更新に追いついてしまう時には少し待ちつつ、無料連載をずっと続けてくれているありがたい作品。
その為無料連載で全話読めてはいるのだが、お気に入りの巻は購入している。
一時、紙の単行本を集めようかと買っていたが、やはり電子にしようと紙の方は手放した。
財力さえあれば一気に全巻購入したいところだが石油王でない為二の足を踏んでいる……いつか揃えたい。
めちゃくちゃ熱いヤクザマンガ。お気に入り。

湘南爆走族

湘南爆走族 (電子書籍版) 1

湘南爆走族 (電子書籍版) 1

今現在、連載してくれているのを追っている。
めちゃくちゃ好きなのでこれも全巻集めたい勢いだが、とりあえず好きなエピソードの載っている巻だけ購入。
無料連載のラインナップに登場させてくれたことで昭和の終わりに連載していた古い作品をこうして知ることが出来たので、そういう出会いをくれる面でも無料連載には感謝。

光とともに…

光とともに… (1)

光とともに… (1)

無料連載で読んでいて面白かったので、無料連載が終わった時にその続きの巻を購入。
富士山さんは思春期』でそうしていたように、少しずつ1巻1巻買い進めていてまだ最終巻には辿り着けていないところ。

期間限定○巻無料をきっかけに一部の巻を購入している作品

王国の子

王国の子(1) (ITANコミックス)

王国の子(1) (ITANコミックス)

期間限定1巻無料をきっかけにその続きの巻を購入。
富士山さんは思春期』でそうしていたように、少しずつ1巻1巻買い進めていてまだ最終巻には辿り着けていないところ。

響〜小説家になる方法〜

実写化に合わせての期間限定3巻無料をきっかけにその続きの4巻を購入。
まだ5巻以降を買えておらずこれから読み進める予定。
ちなみに3巻は期間限定無料で既読だったが、とても好きなエピソードがあるため、読んでいない5巻以降を買い進めるより先に3巻だけ買ってしまった。


と、こんな具合に買い方はまちまちであるが、どの作品についても期間限定○巻無料・無料連載がなかったら今も購入していなかった可能性は高い。

私にとってLINEマンガの無料漫画は、決して無料で読めるから読むというだけで終わるものではなく、買ってまで読みたい作品と出会うための大切なきっかけだ。
三次元コンテンツにハマってから以前と比べて漫画を読む量がだいぶ減ってしまってはいるのだが、これからも面白い作品に出会うきっかけとして、試し読みを上手く活用していきたい。