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気まぐれオタクによるLDH中心よろずブログ

オーディション極のプロフィールに込められた演技指導が面白い

現在、一つ前の記事で触れた『最強バーチャルタレントオーディション〜極〜』という企画の予選を追っている。


mmr-ns.hatenablog.com


5人のオリジナルキャラクターの演者(ライブ配信者)をそれぞれ決定する為のこの企画。
各キャラに対して12人前後の予選進出者がおり、現在、アプリ『SHOWROOM』のそれぞれの配信ルームにて配信を行っている。(予選は11/29(木)19:59まで!)


決まった台詞を言わせる等の公開オーディションではなく、各々に配信ルームを与えて自由に配信をさせ、視聴者の人気によるランキング上位者が次の審査に進めるというシステムが面白い。

面白い反面、切ない。
決まった台詞の公開オーディションであれば、オーディション参加者にそこまで入れ込むこともないだろう。
しかし各々が配信ルームを持ち、Twitterアカウントも持ち、“生きている”様を見せつけられてしまっては、この中から全員が残れるわけではない事実があまりにも切ない。
切ない、けれど面白い。


この審査のシステムも面白いのだが、私はこの企画のキャラクター5人のプロフィールを読んだとき、このプロフィールもなかなか面白い、と思った。

ここからは、このキャラクターたちをオーディションに応募してきた人たちが中の人として演じている、といったメタ視点での話をしてしまうので、今配信をしている59人の彼女たちをそれぞれ存在するものとして楽しみたい方は回れ右してもらった方が良いかもしれない。

だがこの企画のプロフィール、メタ視点で見た時にとても面白い点があるのだ。


まずはオリジナルキャラクター5人のプロフィールを引用する。

雨ヶ崎 笑虹(あまがさき えこ)

・プロフィール
お天気キャスター。暗記と勉強が得意。自分の好きな話になるとノンストップで喋ってしまうオタク的な一面も。かなりの雨女。好きなお菓子はしけったおせんべい。

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結目 ユイ(むすびめ ゆい)

・プロフィール
陽気で元気な5人兄弟の長女。面倒見はいいが、まだまだ落ち着きがない。 ゲーム実況をしているときや配信中にすぐに歌い出す癖がある。

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巻乃 もなか(まきの もなか)

・プロフィール
ウィスパーボイスでテンションが上がると方言が出る、少し変わったおっとり系女子。 チャームポイントは羊のような癖毛。好きなものは漫画とコンビニスイーツ。

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白乃 クロミ(しろの くろみ)

・プロフィール
あらゆる殺人術を幼い頃からマスターしてきた謎の秘密組織の暗殺者。(しかし、派遣されたのが平和な日本だった…)。将来の夢はパンダの飼育員。

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九条 林檎(くじょう りんご)

・プロフィール
真祖の血を引く吸血鬼と人間のハーフ。さらっと残酷なことを言うSっ気の強いお嬢様。 おばけが苦手。

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このプロフィールの何がそんなに面白いのかというと、私が注目したのは以下の部分だ。


雨ヶ崎 笑虹
「自分の好きな話になるとノンストップで喋ってしまう」

結目 ユイ
「ゲーム実況をしているときや配信中にすぐに歌い出す癖がある」

巻乃 もなか
「ウィスパーボイスでテンションが上がると方言が出る」

九条 林檎
「さらっと残酷なことを言う」


この4つ、こと上の3つは、キャラクターのプロフィールでありながらそれだけに留まらず、演技指導ーーというと大袈裟だが、そのキャラクターを演じる際の指針、あるいは縛りを示していると思った。

雨ヶ崎笑虹を演じるなら、配信中に彼女の好きな話題で言葉が詰まって話を途切れさせたりしてしまっては、雨ヶ崎笑虹らしくない。
好きな話をとめどなく出来てこそ、プロフィールに当てはまる雨ヶ崎笑虹だ。

結目ユイを演じるなら、全く歌わないような語りだけの配信は、結目ユイらしくない。
癖というくらいに配信中に自然と口ずさんでしまってこそ、プロフィールに当てはまる結目ユイだ。

巻乃もなかを演じるなら、大きな声やハキハキした声は巻乃もなからしくないし、テンションが上がっているように聞こえても方言が全く出なかったら巻乃もなからしくない。
いつもはウィスパーボイスで喋り、テンションが上がる時には方言混じりに口調が変わってこそ、プロフィールに当てはまる巻乃もなかだ。

九条林檎については、「言う」と表現されているプロフィールなので一応挙げたが、そこまで演技の幅を指定されるものではないと思っている。
しかし残酷なことを全く言わないようでは、やはり九条林檎らしくないと言えよう。


そしてこれらのプロフィールと対比した時、配信する時の喋り方等を指南するような表現が全く使われていない白乃クロミのプロフィールがまた面白い。
「あらゆる殺人術を幼い頃からマスターしてきた謎の秘密組織の暗殺者」
「将来の夢はパンダの飼育員」
もちろんこれらの情報から白乃クロミの性格をイメージして喋ることは出来るだろうし、白乃クロミ枠でオーディションに参加している人は各々そうしているだろう。
しかし先の4人と決定的に異なるのは、白乃クロミは配信中の喋り方によってプロフィールと矛盾するということは起こらないということだ。
白乃クロミは唯一、プロフィールに演技指導が含まれない、演技に関する情報がない。
良くも悪くも、演じる時の縛りがないキャラクターと言える。


この企画の選考は配信の視聴者の人気を元にしたランキングによって行われる。
プロフィールの通りのキャラを演じられていない、プロフィールと矛盾する、といった理由で審査員が選考から落とすというわけではない。
(最終審査は面接なのでそこでどういった審査がなされるかはわからないが、少なくとも予選・本選はランキング準拠の選考)
とは言え配信が選考を大きく左右するこの企画で、プロフィールにさらっとキャラクターの喋り方等に関する情報を盛り込んできている事実、また逆に一切盛り込んでいないキャラもいるという事実、面白すぎやしないか。


前述した通り、11/29(木)19:59にこの企画の予選が終わる。
おそらく予選中にブログを更新出来るのはこれが最後になると思う。

予選が終わっても次の本選が始まるのでここで終わりというわけではないが、この企画において一つの節目を迎えることは確かだ。

現在選考に参加している59人のうち、私がまだ1度も配信を聴けていない人が7人いる。
明日の予選終了までに、その人数を1人でも減らしてこの企画をより楽しみたい。
この記事でこそメタ視点の話をしてしまったが、あまりにも“生きている”彼女たちの魅力を知ってしまったら、楽しまずにはいられない。